初めての転職は何から始める?活動の流れ7ステップと今日やること3つ

初めての転職で今日から始めることと転職活動の全体像 仕事・キャリア

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初めての転職は何から始める?活動の流れ7ステップと今日やること3つ

初めて転職を考えたとき、「まず会社を辞めるの?」「求人を見たら応募しないといけない?」と不安になるのは自然なことです。

結論からいうと、最初に退職や応募を決める必要はありません。

まずは、転職したい理由を整理し、今の仕事を続けながら求人を見て、転職先に求める条件を知るところから始めれば大丈夫です。

転職活動は、次の3段階に分けて考えると分かりやすくなります。

段階主な行動この段階で決めなくてよいこと
情報収集理由の整理、求人を見る、相談する応募、退職
選考書類作成、応募、面接内定承諾、退職
意思決定条件確認、内定承諾、退職・入社準備比較する前の即決

この記事では、初めて転職する人に向けて、今日やることから入社までの流れを順番に解説します。

初めての転職は何から始める?最初は情報収集で大丈夫

初めての転職で最初にやることは、応募ではなく「転職したい理由と希望を言葉にすること」です。

いきなり完璧な自己分析をする必要はありません。紙やスマートフォンのメモに、次の3つを書くだけでも始められます。

  1. 今の仕事で変えたいこと
  2. 次の仕事でも残したいこと
  3. 転職で避けたいこと

例えば、次のような内容です。

  • 変えたい:残業が多い、評価基準が分からない
  • 残したい:顧客と直接話せる仕事、現在の年収水準
  • 避けたい:転勤、土日勤務、仕事内容が曖昧な求人

この3つが分かると、求人を見るときの基準ができます。

厚生労働省のマイジョブ・カードでも、自己分析や仕事理解に役立つ診断、職務経歴を整理する仕組みが案内されています。最初から答えを出すというより、自分の経験や価値観を見える形にする作業だと考えましょう。

まず求人を見るだけでもいい?

求人を見るだけでも問題ありません。

求人を見る目的は、すぐ応募先を決めることだけではなく、次の情報を知ることです。

  • 自分の経験を生かせる仕事には何があるか
  • 希望する仕事の年収や勤務地は現実的か
  • 求められる経験やスキルは何か
  • 今の会社と比べて何が変わり、何が変わらないか

気になる求人を3件保存し、共通点を見るだけでも、自分が求めている条件が具体的になります。

いきなり応募しなくてもいい?

応募は、求人を見た次の日にしなければならないものではありません。

まず情報を集め、その後に履歴書・職務経歴書を用意し、応募したい企業が見つかった時点で選考へ進めば大丈夫です。

ただし、求人には募集期限があり、採用が決まれば掲載期間中でも終了する場合があります。本当に興味のある求人が見つかったら、準備だけを長く続けすぎず、必要な情報を確認して判断しましょう。

まだ転職するか決めていない場合は?

「仕事は辞めたいが、転職するかは決めていない」という人は、転職活動より先に、辞めたい理由と生活面を整理した方がよい場合があります。

退職自体に迷っている人は、次の記事で判断の順番を確認できます。

初めての転職活動の流れ|準備から入社まで7ステップ

転職活動は、一般的に次の順番で進みます。

ステップやること完了の目安
1転職理由と希望条件を整理する優先条件を3つ程度に絞る
2経験・スキルを棚卸しする担当業務と実績を書き出す
3求人・企業情報を集める比較できる候補を保存する
4履歴書・職務経歴書を作る応募先に合わせて調整できる状態にする
5応募・面接を進める複数社を無理のない範囲で管理する
6内定後に条件を確認する労働条件を文書で確認する
7内定承諾後に退職・入社準備をする引き継ぎと必要手続きを進める

1. 転職理由と希望条件を整理する

最初に、「なぜ転職したいのか」と「次の会社で何を変えたいのか」を分けて考えます。

転職理由が「上司と合わない」だけでも、否定する必要はありません。ただし、求人を選ぶ基準に変えることが大切です。

例えば、上司との関係に悩んでいるなら、次の会社では評価制度、チーム構成、1on1の有無などを確認するという形に変換できます。

希望条件は、すべてを必須にすると候補が少なくなります。

  • 絶対に譲れない条件
  • できれば満たしたい条件
  • 条件次第で妥協できること

の3段階に分けましょう。

2. 経験・スキルを棚卸しする

新卒の就職活動と違い、中途採用では「これまで仕事で何をしてきたか」が重要な材料になります。

次の項目を時系列で書き出します。

  • 所属部署と在籍期間
  • 担当した業務
  • 顧客、商品、案件の規模
  • 工夫したこと
  • 数字で説明できる成果
  • 身についた知識やスキル

大きな表彰歴がなくても問題ありません。

「問い合わせ対応の手順を整理した」「引き継ぎ資料を作った」「ミスを減らした」など、日常業務の改善も経験です。数字が分からない部分は、事実の範囲で件数、人数、期間、頻度を確認します。

3. 求人・企業情報を集める

求人票では、仕事内容や給与だけでなく、次の項目も確認します。

  • 雇用形態
  • 勤務地と転勤の有無
  • 勤務時間、休日、残業に関する記載
  • 試用期間
  • 固定残業代の有無と対象時間
  • 必須条件と歓迎条件
  • 配属先や仕事内容の具体性
  • 選考の流れ

求人票だけで判断せず、企業の採用ページ、コーポレートサイト、公開されている事業情報も確認しましょう。

4. 履歴書・職務経歴書を作る

初めての転職では、履歴書と職務経歴書の両方を求められることが一般的です。

書類主な役割主な内容
履歴書基本情報を伝える学歴、職歴、資格、志望動機など
職務経歴書仕事の経験と強みを伝える担当業務、実績、スキル、自己PRなど

最初は共通部分を作り、志望動機や自己PRは応募先の仕事内容に合わせて調整します。

退職前に、担当業務や実績を事実の範囲で整理しておくと作りやすくなります。ただし、顧客情報、社外秘資料、個人情報などを持ち出してはいけません。

5. 応募・面接を進める

応募後は、書類選考、1回以上の面接、適性検査などが行われます。回数や内容は企業によって異なるため、求人票や選考案内を確認してください。

面接では、少なくとも次の質問に、自分の言葉で答えられるようにします。

  • なぜ転職したいのか
  • なぜこの会社・仕事なのか
  • 現職で何を担当しているか
  • どのような成果や工夫があったか
  • 入社後に何を生かせるか

暗記した文章を読むのではなく、「結論→具体例→応募先でどう生かすか」の順で話せるように準備しましょう。

6. 内定後に労働条件を確認する

内定の連絡を受けたら、すぐ承諾する前に、仕事内容、勤務地、給与、勤務時間、休日、入社日などの条件を文書で確認します。

求人票や面接時の説明と違う点、不明な点があれば、承諾前に採用担当者または利用している転職エージェントへ確認しましょう。

7. 内定承諾後に退職・入社準備をする

在職中なら、一般的には転職先の条件と入社日の見通しが立ってから、現在の会社へ退職意思を伝える方がリスクを抑えやすくなります。

ただし、退職の申し出時期、引き継ぎ、有給休暇の扱いは勤務先や契約によって異なります。雇用契約書と就業規則を確認し、転職先とも無理のない入社日を調整してください。

期間の定めのある契約などでは扱いが異なる場合があります。個別の問題がある場合は、勤務先の窓口や労働局などの公的相談先へ確認しましょう。

初めての転職は在職中に始めた方がいい?

心身の安全に問題がなく、仕事を続けられる状態なら、在職中に情報収集を始める方法には次のメリットがあります。

  • 収入を維持しながら探せる
  • 転職先が決まらなくても現在の仕事を続けられる
  • 焦って内定を承諾するリスクを抑えやすい
  • 現職と求人を比較できる

一方、時間を確保しにくく、仕事と選考の両立で疲れやすい点はデメリットです。

まずは平日に毎日活動しようとせず、「週に1回求人を見る」「週末に職務経歴を30分整理する」など、続けられる量に分けると進めやすくなります。

今の会社を辞めてから探すべき?

退職後は活動時間を確保しやすくなりますが、転職先が決まる時期は保証されません。収入が途切れることで、希望条件より早く決めることを優先してしまう可能性もあります。

そのため、辞めてから探す必要がある事情がなければ、在職中に情報収集と応募準備を始め、選択肢を確保してから判断するのが現実的です。

ただし、強い心身の不調、ハラスメント、暴力、給与未払いなどがある場合は、通常の転職準備より安全確保や専門窓口への相談を優先してください。

転職活動は会社にバレない?在職中の注意点

転職サイトを見たり、転職エージェントへ相談したりしただけで、通常は勤務先へ自動的に連絡されるわけではありません。

ただし、自分の行動やサービスの公開設定から知られる可能性はあります。

在職中は次の点に注意しましょう。

  • 社用のパソコン、スマートフォン、メールアドレスを使わない
  • 会社のWi-Fiやプリンターで転職活動をしない
  • 同僚や取引先へ安易に話さない
  • SNSへ転職活動について投稿しない
  • スカウト型サービスでは、現在の勤務先を非公開・ブロックできるか確認する
  • エージェントには連絡可能な時間帯と方法を伝える
  • 面接予定や応募先を私用のカレンダーで管理する

サービスごとに情報の公開範囲や設定方法は異なります。登録時にプライバシー設定を確認してください。

転職サイトと転職エージェントはどちらを使う?

どちらか一方に決める必要はありません。違いを理解し、自分が必要な部分だけ使えます。

比較項目転職サイト転職エージェント
求人の探し方自分で検索する担当者から紹介を受ける
応募自分で行う担当者経由で行うことが多い
書類・面接支援サイト内情報を使い自分で準備添削や面接対策を受けられる場合がある
日程・条件調整自分で企業と調整担当者が間に入る場合がある
向いている人自分のペースで幅広く見たい人初めてで相談しながら進めたい人

初めてでも転職エージェントに相談していい?

初めてでも相談できます。相談したからといって、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。

転職理由が整理できていない段階なら、その状態を正直に伝えましょう。一方で、担当者の提案が必ず自分に合うとは限りません。希望と違う求人を勧められたら、理由を聞き、断ることもできます。

転職サイトと転職エージェントのどちらを使うべきか迷っている人は、まず仕組みの違いを確認しましょう。

求人の探し方、応募方法、書類・面接支援、日程調整などを比較し、自分に合う進め方を次の記事で整理しています。

担当者へ相談する前に、自分で求人や企業情報、口コミ、選考情報を確認しながら比較したい人には、ワンキャリア転職という選択肢があります。

利用できる情報やサービスの特徴、向いている人、登録前に確認したい注意点を次の記事で解説しています。

これまでの経験や専門性を整理し、自分の市場価値や求人状況を担当者へ相談しながら進めたい人は、LHH転職エージェントも候補になります。

サービスの特徴、向いている人、登録前に確認したい注意点を次の記事で整理しています。

満22〜29歳で、初めての転職について相談したい人は、状況別の相談コースや適性診断、求人紹介を利用できる「20代の転職相談所」も選択肢です。

対象条件や利用前の注意点は、次の記事で整理しています。

初めての転職でよくある不安

何社くらい応募すればいい?

応募社数に正解や上限はありません。

調査によって対象者や集計方法が異なるため、平均値にも幅があります。例えば、マイナビの2025年調査では応募件数の平均は13.6件、dodaエージェントサービスで2025年4月から2026年3月に内定した利用者は平均31.9件でした。

数字が大きく違うことからも、平均をそのまま自分のノルマにするのは適切ではありません。

初めてなら、まずは応募先ごとの書類や面接準備の質を保てる件数で始めましょう。複数社へ応募すると比較しやすくなりますが、予定を管理できないほど増やす必要はありません。

応募しても結果が出ないときは、件数だけを増やさず、求人との適合、職務経歴書、希望条件を見直します。

転職活動にはどれくらい時間がかかる?

期間は人や企業によって異なります。

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」では、転職活動を始めてから直前の勤務先を離職するまでの期間は「1か月以上3か月未満」が28.8%で最も多く、「転職活動期間なし」が23.6%でした。

ただし、この統計は2020年の転職者を対象にしたもので、個人の選考期間を保証する数字ではありません。転職支援サービスでは2~3か月、または3~6か月程度を目安として示す例がありますが、業界、職種、選考回数、退職交渉によって変わります。

「3か月で決めなければ失敗」と考えず、希望入社時期から準備・選考・引き継ぎの時間を逆算しましょう。

面接は平日に受けるの?

企業によって異なります。オンライン面接、平日夕方以降の面接に対応する企業もありますが、すべてではありません。

候補日時を複数提示し、有給休暇や半休も含めて調整します。業務時間中に社用端末や会議室を使って面接を受けるのは避けましょう。

今の会社の経験が短くても転職できる?

応募はできますが、在籍期間だけで結果は決まりません。

面接では、短期間で辞めたい理由、その問題が転職で解決するのか、次の会社でどう働きたいのかを確認される可能性があります。会社への不満だけで終わらせず、経験したことと次に実現したいことをつなげて説明しましょう。

内定が出てから退職を伝える?

在職中の転職では、内定通知だけでなく、提示された労働条件と入社日の見通しを確認してから退職を申し出る方が安全です。

「内定の連絡」「条件確認」「内定承諾」「退職の申し出」は別の行動です。焦って同時に進めないようにしましょう。

勤務先の就業規則に退職の申し出時期が定められている場合があります。転職活動の早い段階で確認しておくと、入社日の調整で慌てにくくなります。

初めての転職で失敗しないための注意点

退職を先に決めない

不満が強い日に勢いで退職を申し出ると、収入や選択肢を失う可能性があります。安全上の緊急性がなければ、求人を見て外の選択肢を知ってから判断しましょう。

年収だけで求人を決めない

提示年収だけでなく、仕事内容、固定残業代、賞与の扱い、勤務時間、休日、勤務地、評価制度、試用期間を確認します。

すべての希望をかなえようとしない

条件を増やしすぎると候補がなくなります。譲れない条件と妥協できる条件を分け、応募先ごとに比較しましょう。

口コミだけで判断しない

口コミは個人の経験であり、部署、職種、時期によって状況が異なります。求人票、企業の公式情報、面接での回答など複数の情報を組み合わせて判断してください。

エージェント任せにしない

支援を受けても、応募先と内定先を決めるのは自分です。紹介理由を聞き、希望条件と合わない場合は断りましょう。

現職の機密情報を使わない

実績を説明するときも、顧客名、個人情報、未公開の数値、社内資料などは持ち出さず、公開できる範囲に置き換えます。

今日から始める3つのこと

転職するか決め切れていなくても、今日は次の3つだけ進められます。

1. 変えたい・残したい・避けたいことを1つずつ書く

完璧な転職理由は不要です。それぞれ1つ書けば、求人を見る基準ができます。

2. 求人を3件だけ見て保存する

応募は不要です。仕事内容、給与、勤務地、必要な経験を見比べ、「なぜ気になったか」を一言残します。

3. 現在の仕事内容を箇条書きにする

担当業務、関わった人数、工夫、結果を書きます。これは後の職務経歴書と面接準備に使えます。

ここまでできれば、初日の転職活動は十分です。

よくある質問

転職サイトへ登録したら、すぐ応募しないといけませんか?

いいえ。求人検索や保存、条件の比較だけでも利用できます。スカウト機能を使う場合は、プロフィールの公開範囲と現在の勤務先を除外する設定があるか確認してください。

転職エージェントへ相談したら、紹介求人を断れませんか?

断れます。希望と違う場合は、合わない理由を伝えると次の提案も調整しやすくなります。応募や内定承諾を急かされた場合も、自分が確認できるまで判断しないことが大切です。

履歴書と職務経歴書は最初から必要ですか?

求人を見るだけなら不要です。応募段階では提出を求められることが多いため、気になる求人が見つかったら基本情報と職歴の整理から始めましょう。企業指定の様式がある場合は、その案内に従います。

転職活動を始めたら、必ず転職しないといけませんか?

いいえ。求人や条件を比較した結果、現在の会社に残る判断もあります。転職活動は、今後の働き方を考えるための情報収集として始められます。

内定をもらったら必ず承諾しないといけませんか?

いいえ。提示された条件を確認し、他社や現職と比較して判断します。ただし、企業から回答期限が示されるため、放置せず、必要なら期限について早めに相談しましょう。

まとめ|初めての転職は「辞める」ではなく「知る」から始める

初めての転職で最初にやることは、会社を辞めたり、いきなり応募したりすることではありません。

まずは、次の順番で進めましょう。

  1. 転職で変えたいことを整理する
  2. 経験とスキルを書き出す
  3. 求人を見て選択肢を知る
  4. 気になる求人ができたら書類を作る
  5. 無理のない件数で応募と面接を進める
  6. 内定後に条件を文書で確認する
  7. 内定承諾と入社日の見通しが立ってから退職準備を進める

今日やることは、「希望を3つ書く」「求人を3件見る」「仕事内容を箇条書きにする」の3つで十分です。

まだ応募しなくても構いません。全体像を知り、自分で判断できる材料を増やすことが、初めての転職の第一歩です。

参考情報

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